最近良く聞く「墓じまい」について

この数年、私ども葬儀社にも相談される「墓じまい」について率直に想うところを綴ろうと思います。この「墓じまい」は核家族化が進む現代において、残される家族が毎年の墓守りが大変になるだろうという親心からくる老婆心が「墓じまい」という概念を加速させたようにも思えます。一体どういうことかと申しますと、私は当たり前を当たり前に出来なくなった現在の道徳に通ずる教育に警鐘をならしたいと思います。毎年、お盆やお正月に先祖のお墓を参るという基本的な概念が薄れてきているように感じていました。同世代でも一度も墓参りをしたことがない、親から聞いていないのでお墓そのものの場所を知らない、何となく聞いたコトはあるが結構遠い場所らしいなど先祖供養の意識自体が薄らいでいます。こんなことで良いのでしょうか?こんなに交通手段もあり、便利になった現在。。。果たして国内旅行や海外旅行に行けて、お墓参りで田舎などに帰省する時間が無いのでしょうか?甚だ疑問に感じます。重要性、人間性の問題が大半で、大変申し訳ありませんが、そういう教育をしてこなかったご両親、祖父母に問題があるのではないでしょうか?何故かと申しますと私どもの姪や甥など若い世代でも毎年のお墓参りをしないと、やはり落ち着かない、当たり前に小さい頃からしてきた慣習だからと言います。きちんと両親が教育されてきたのでしょう。かくいう私も両親から教わってきた「墓参り」を定期的にしていないと気が晴れません。それが日本古来より伝わる先祖供養であるなら尚更です。確かに世俗的に現代社会では通用しない慣習や文化もあると思います。しかし先祖の墓参りに関しては変えてはいけない、人間本来の慣習であると私は思いますが、皆さまはどう思われますか? ご意見、ご感想をお待ちしています。

関連記事

  1. そもそも「お葬式」って何故するのか?

  2. 日本人家族の象徴『家紋』について

  3. 私の知っている「世界五大宗教」について (第一回)

  4. 私の知っている「世界五大宗教」について (第五回)

  5. 私の知っている「世界五大宗教」について (第二回)

  6. 私の知っている「世界五大宗教」について (第六回)