私の知っている「世界五大宗教」について (第二回)

それでは今回は「ユダヤ教」について、私の知りうる範囲で解説していきたいと思います。まず「ユダヤ教」について理解する上で重要となってくるユダヤ教典である“旧約聖書”について知る必要があります。

さて、聞き覚えはあるが良く分からない“旧約聖書“についてですが、まずは①律法(トーラー)ですが、初期の「5つの書」を『モーセ五書』と称されます。モーセは律法を石板に刻みつけるようにと、神からハッキリした啓示を受けたとされます。このことからも“旧約聖書”は人ではなく、神ご自身が説かれた戒律(著書)だと云われています。次に②預言者(ネビーイーム)と呼ばれるイザヤ書などに代表される預言者が“民の罪と救済”についての問題を探求し、書き残した書物と、最後に③諸書(クトゥービーム)と呼ばれる詩や教訓、寓話などといった様々な書物が含まれるのですが、大別するとその三部(律法・預言者・諸書)からなる合本を「ユダヤ教典」“旧約聖書”と称して、通称は『タナハ』と呼ばれています。

旧約聖書は、全ての人々に関わるメッセ―ジが含まれていますが、簡単に言えば“イスラエルの歴史”の書であり、その当時のイスラエルの人々に語られた預言が記録されています。この「旧約聖書」に集約される『ユダヤ教』のイメージはまさにイスラエル民族の起源ともいえるでしょう。

今でこそ『イスラエル』という国家がありますが、それまでの歴史を考えるとイスラエル(ユダヤ人)は流浪の民と言わざるを得ない歴史であったことは、大規模な迫害の歴史でもあり、ロシアで起こったポグラムやナチスドイツによるホロコーストという痛ましい史実が物語っています。ユダヤ人イコールユダヤ教といっても良いほど、あまり布教活動はしないので、親から子へ、子から孫へという「そのまま民族集団」となっているのが「ユダヤ教」です。

こんな我々日本ではあまり馴染みのない宗教も取り上げていこうと思っております。さあ今回の「ユダヤ教」如何でしたか?次の第三回は「ヒンドゥー教」について迫ってみたいと思います。お楽しみに・・・。

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